デラシネ(根無し草)のごとく色々な国に流れ着いてはたゆたうような生活です。 故郷に落ち着いて根を張れるのはいつのことやら。 ゆるゆると流れる日々を綴ります。


by deracine1999

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新鮮、ということ

新鮮、ということ_a0133439_11414134.jpg


季節外れのうえに、昨日載せた写真とほぼ同じもんやんか、
というつっこみは置いといて。。。。(汗)





我が家は横浜市の某区。

海外勤務がほぼ義務、という主人の仕事の性格上、
今もテンポラリーの住まいです。


帰国前に会社から送られてくる物件の情報の中から
ファミリータイプだし(なんせ我が家は大家族)、都心じゃないほうが
子供たちが遊ぶところが多そうでいいか、と深く考えずに
気楽に決めました。


実際、2年この地に暮らしてみて
とっても気に入っています。


四ッ谷にオフィスがある主人の通勤はちょっと大変だろうけど
横浜の中心地にも、鎌倉にも、そして湘南、葉山などにも
ほんとうに地元感覚でぶらりと行ける距離。


駅前には
スターバックスも、ZARAやGapも、イルムスもあるけど
そこから徒歩20分の我が家の敷地内では
うぐいすが鳴き、謎の動物が現れ(多分イタチ)ワイルドな自然が。
車で10分ほど行くと、
ほたるの生息地があります。


鎌倉野菜など地元のブランド野菜や
相模湾でとれる新鮮な海産物、葉山牛などの美味しいものが沢山。


市場や朝市もほんの少し足をのばせば各地で催されていますが
私が好きなのは農家さんの直売所で買うもの。


魚や肉にもとかく新鮮、新鮮といいますが、
実は、魚や肉にも増して新鮮さが大切なのは野菜だと思います。




肉にうるさい欧米人の友人たちは、肉は寝かせて熟成させたものが
特にうまいと言います。
実際、NYの最高級のステーキハウスに行った時は
セラーの中に入った大きな固まりの肉を見て、そこから好みの熟成度の
お肉を選び、グリルしてもらいました。



魚でさえも、生シラスやキビナゴなど足の早い魚は例外ですが
しめてから一日から数日寝かせたほうが美味しい魚もあるというのは
セネガルに住んでいた時に漁業のプロジェクトの専門家である
お友達の博士のお家に招かれてお刺身を頂いた時に
実感しました。


うまみというのは結局アミノ酸なので
時間をおくことでタンパク質がアミノ酸に変化していくのです。


それに対して、野菜や果物は枝から採った瞬間、
土から抜いた瞬間から酸化という名の劣化が進んでいくのだと思います。


私はスーパーで買ってきた野菜などは
お花の水切りをするように冷たい水につけて冷蔵庫にいれたりして
鮮度を回復したりしますし、
そもそもしっかりと作り込んだ土で育った有機野菜などは
パワーがあってとても日持ちしますが、

それでも、取れたての新鮮さはまったく違います。


畑から抜き立ての野菜というものは
切り口からつゆが溢れ出てきてえぐみもあくも少なく
目で見て、香りをかいで、食べてみると
甘みと旨味を強く感じ
まさにスーパーの野菜とは別物。


果物も
枝からもいで追熟させるものもありますが
やはり基本的に
自分でもいでそのまま口に入れるのが一番美味しい。


特に果物は流通の問題があって
完全に熟れる前に出荷されていきます。


このイチゴも地元の栽培農家さんのハウスに行って
買うお気に入りのイチゴなのですが、

完熟したものだけを採っているので
表面は完熟したものだけに出る天然のワックスで
まさにキラキラ、つやつやと光り輝き
口に入れるとうっとりするような香りが鼻を抜け
口のなかで強い甘みとともに柔らかく溶けていきます。


写真的にはまったく加工をしていないのですが
私のヘタな撮影技術を補ってあまりあるほどの
美味しそう! な美しさです。



もちろん、もっともっと上手な方々が撮ると
この何倍も「美味しそう!」に撮れるのはもちろんなのですが
初心者の私が自分で初めてきちんと
被写体を意識して撮ってみて、出来た写真は
ちょっとむふふと嬉しくなるようなできばえでした(もちろん自分的に、です!)



お花も
切って生けて数日たつものは
やはり美しく撮れないし



新鮮、ということは
視覚的にも実に美しいということを
そして撮影の腕を補ってくれるということを
実感します。
by deracine1999 | 2011-07-06 12:34 | the five senses